なぜ有料老人ホームが必要だと感じたのか?
なぜ有料老人ホームが必要だと感じたのか?
介護が必要な人にとって介護保険は避けて通れない道です。介護保険がなければ莫大な介護費用を利用者とその家族は支払うことはできないでしょう。
しかし、現状は介護保険給付を必要な人が必要なだけ受けているとは限りません。必要のない人が多くの介護保険給付を受け、本当に必要の人が十分な給付を受けていないケースも沢山見てきました。
本来ならば介護保険給付ですべてが丸くおさまれば何も問題はないわけですが、実際は違います。
先ほど述べた問題もそうですが、それら細かい問題点に加えて介護保険の財政はとても健全とは言えません。
介護保険が始まった当時から、その本来の目的とは高齢者が自立した生活を送れるように支援するということだったのです。介護保険制度は本来在宅での介護であったり支援であったりが基本なのです。
だから、介護施設にかける費用などはできるだけおさえたいわけです。勿論社会的入院などの問題解決策として在宅介護を斡旋するのはわかりますが。
介護の基本は在宅。
しかし、問題があります。少子化です。在宅で介護できる子供がいない・・・という問題は現在すでに起こっている問題ですし、これからはもっと大きな問題となることでしょう。
在宅で介護ができれば一番、しかしそれができなかったら・・・。順番待ちまでして介護保険法で定められている施設などに入れることを願って待ちますか?
そんな点からも有料老人ホームの必要性を感じるのです。
記事 マコ