介護業界の人材不足に解決策はあるのか?
有料老人ホームナビ ホーム > 有料老人ホームのトピックス > 介護業界の人材不足に解決策はあるのか?
介護業界の人材不足に解決策はあるのか?
介護業界は人材不足に悩まされています。それには様々な背景があるのですが、数字で見ると正社員の離職率が1年未満で35.2%、1年以上2年未満の離職率は20.5%、3年未満になると16%。3年以内に離職するのはなんと8割にも上ることがわかります。
そんな現状を打開しようとこの度、介護業界の求人サービスの「あいけあ介護求人紹介センター」(株式会社アイレップ)とケアマネージャーの専門サイト「ケアマネジメント・オンライン」(株式会社インターネットインフィニティー)が提携すると発表しました。「ケアマネジメント・オンライン」には現在会員数が6000人にもなる国内では最大のケアマネ専門サイト。
ケアマネージャーの資格は高齢化がすすむ日本では需要が高く、資格としても人気があります。しかし、現状は厳しく仕事がハードな割には収入が少ないのです。1人で80人も担当するといったケアマネもいるのですが、その厳しい労働条件から離職率が高いというのもうなずけます。
今回の業務提携で「情報の伝達がよりスムースになる」といったことが期待されていると思いますが、根本的な労働環境を変えてゆかなければ本当の意味での解決策にはならないのではないかと思わざるを得ません。
記事 2006年7月11日