有料老人ホームの入居一時金でトラブル
国民生活センターには有料老人ホームに関する相談件数が2000年に93件寄せられています。しかし、その相談件数は毎年数を増し、2009年にはなんと428件にも達しているのです。
そんな相談件数の中でも増加しているのが入居一時金に関する相談です。
入居一時金とは契約時に支払う費用ですが、高額である場合が多いです。しかし、利用者は短期間で退去する場合もあり、その場合の返金額が少ないことからトラブルになっているのです。
この入居一時金は多くの有料老人ホームが徴収しています。国民生活センターの調査ではその数は全体の70%にもなるのだとか。
しかし、多くの契約者はその入居一時金について詳しく話を聞かないまま契約してしまうのではないでしょうか。
後々のトラブルを避けるためにも、そのお金はどの位支払うのか?退去した場合はどの程度返金されるのか?何のための費用なのか?などをしっかりと聞くことが大切です。
多くのトラブルは入居前に防げるものですから。
記事 2010年7月29日